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我々資格業を営む者の
顧客に対する究極の責任は何であろうか?

2024.04.08

 依頼者の要望通り手続きを確実且つ迅速に遂行することか?
 経営事項審査申請において、早くから的確なアドバイスをもって対策を講じ、希望通りの点数に近づけることも大事だし、不可能な場合に、その合理的な理由を説明することも極めて肝要である。入札参加申請後の神奈川県格付け、横浜市格付け、川崎市格付け等、確実に希望するランクに収めることも顧客に対する責任であろう。また、遵法を徹底させることも結果において顧客に対する責任とも言える。

 もう一つ顧客に対する肝心な責任がある。それは、不慮の事故によって突然死亡したり、意識不明に陥り、業務が出来なくなることだ。私が会務に携わって、いや、神奈川県行政書士会に入会してから、突発的な死亡による大混乱をかなり見て来た。職員を抱え、複数人で事務所を回しているなら、混乱・トラブルは生じる可能性は低い。しかし、一人で業務を熟していて、突然死亡したりすると、顧客に対しての死亡連絡が入らない。残された奥さんや、我が会の支部長が事務所へ行って業務係争案件を苦労して探し、手当たり次第に顧客名簿を調べて片っ端から連絡を入れる。しかし、パソコンのみにデータが入っていて、しかも、パスワードが分からないとなると、お手上げである。最悪である。期限到来間近の建設業許可、産廃許可等の期日を顧客が確実に把握していればまだしも、行政書士に任せっきりなら、アウトである。許可は更新されず、会社は危機的状況に陥る。場合によっては倒産する。

 幣事務所は、大事務所なので、私が突然死んだとしても、業務に支障は出ないが、死んだ後も行政書士法に則り完全な適法で業務を行いたいので、
「緊急事態時における行政書士小出事務所業務遂行要綱」を策定してある。かなり細かい上に、自然災害時にインフラが切断された場合のマニュアルも包含している。

 我々資格業者の顧客に対する責任でこれ以上大事なものはない。

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